匂いと記憶は強くつながっている、とどこかで聞いたことがあります。
夏のにおいは、
夕立の前の湿ったにおい、
草刈りの後の青いにおい、
そして、蚊取り線香のにおい。
そんな蚊取り線香を、今年は作ってみました。
材料
・タブ粉
・除虫菊の粉 (タブ粉と1:1の割合)
・水
・(お好みで)かおりづけ用のハーブ(今回は乾燥ローズマリー)
道具:(あれば) 乳鉢、乳棒
※ なければ、おわん状の容器とスプーンがあれば大丈夫。
作り方
・粉を乳鉢に入れ、乳棒(またはスプーン)で混ぜ合わせます。
・水を少しずつ(!)入れ、みみたぶ程度の硬さになるよう練っていきます。
・途中で、ハーブを入れて練ります。
・成形します。今回は、置くだけでサマになりそうな形を探して、「しずく型」にしてみました。一般的には、コーン型のものが多いですね。
・数日間乾燥させて、完成です!
火のつけ方
先端に火をつけると、下にむかって少しずつ燃えていきます。
乾燥が甘いと、燃え残ってしまいますのでご注意を!
意外と知らない、くらしのもののつくりかた
今回は、蚊取り線香を作ってみました。
買って済ませていた、くらしのものたちの作り方、意外と簡単だったりします。
「こうやって作るんだ」と、材料と作り方がわかると、
市販のものって、何が混じっているんだろう?
添加物の安全性は本当に大丈夫なのだろうか?
作るのが大変なのに、大量生産していてあらためてすごいな。
などなど、気づきがありました。
そして、自分でも作れるとわかると、なんだか暮らしが手の内に戻ってきたような安心感がありました。
ぜひぜひ、おためしください!
タブ粉は、タブノキの皮から作るのだそうです。除虫菊もタネが売っています。今年は除虫菊の栽培がうまくいきませんでしたが、来年は、タブ粉も、除虫菊も、作ってみたいものです。