我が家には、ソーラーシステムが何セットかあります。
一つは、マンションベランダではじめたベランダシステム。
(ベランダソーラー紹介記事はこちら)
(2020年4月〜 戸建に引っ越してからは、蔵の電源として使っています。)
今回紹介するのは、ポータブル電源と組み合わせた「お手軽ポータブルシステム」です。
運用歴は1年半ほど。
週末田舎暮らし時期(引っ越し前)に設置し、引っ越し後も継続して利用しています。
この「お手軽システム」、
・普段は、携帯の充電に使って
・イベントやキャンプに持って行って使う
という使い方にぴったり。
システム構成をご紹介します。
どんなふうに使っているのか
廊下に、小さな机をおいて、充電ゾーンを作っています。
晴れた日は、ソーラーパネルでバッテリーに充電しながら、小さなモバイルバッテリーを充電。
引き出しには、ケーブルや充電済みの電池などを保管。
USBと、100Vコンセントのケーブルが接続できるので、充電したくなったら、
外出時や電池が欲しくなったら、ここに持ってきてつなぐ。
手軽です。
購入したものリスト
①ポータブルバッテリー
SmartTapポータブルバッテリーを使っています。上のリンクは現行品(2021年4月時点)ですが、わがやが使用しているのは前のモデルです。
このポータブルバッテリー、
- 100Vコンセント
- USB
- シガーソケット
を直接接続することができます。とてもお手軽。勝手が良いのです。液晶画面には、バッテリー容量と、使用状況、充電状況が見えます。
「いま、充電中だな」「バッテリー容量満タンか!」
などすぐにわかるため安心して使えます。
お値段はそこそこしますので、セールが狙い目。
ポータブルバッテリーへの充電の方法は、2つ。
①専用アダプターで100Vコンセントから充電
②本体にある充電コネクタへ、25Vを入力して充電。
(わがやのものは古いので、25Vになるよう外付けの変圧器が必要ですが、現在販売中の新しい商品は、充電電圧12〜30Vに対応していてソーラーパネルやシガーソケットから直接充電できるようです)
※廉価版、機能増の高級版もありますので予算に合わせて選べます。
②ソーラーパネル
使っているパネルは、
セミフレキシブルパネル 120w SUNPOWER社
(蓄電システムドットコムで購入)
当時は2万円台だったのに、最近値上がりしてしまったようです。
選んだ理由は、軽いから。
あと、曲げられるので、車の屋根に取り付けやすい。
(いつか取り付けてやろうと、買った時は思っていました)
4隅にハトメ穴がついていて、固定が楽です。
フレキシブルパネルである必要はありませんので、予算に合わせて選べば十分でしょう。
③変圧器
わがやのSmartTapポータブルバッテリーは、変圧器を内臓していない古いタイプなので
充電のために25Vにする必要があります。
ソーラーパネルの電圧に対応した、専用の変圧器を選び、使っています。
※現行のsmarttap ポータブルバッテリーは変圧器内蔵で、買い足す必要がないようです。うらやましい。
設置のしかた
①ソーラーパネルを、ベランダ手すりにつけます。
パネルの固定は、タイラップ(結束バンド)でとめています。
風でバタつかないように、しっかりとめましょう。
バタつくと割れるおそれがあります。
なお、タイラップは耐候性のあるもの(太陽光で劣化しにくい)を使うのがおすすめ。
耐候性のないものの2倍以上のお値段ではありますが、
結束が切れると、パネルがバタついたり落下したりして壊れるおそれがあります。
耐候性(太陽光で劣化しにくい)のあるタイラップ(高い)
耐候性が謎のタイラップ(安い)
はじめはこちらでとめていましたが、定期的に切れていました。
②配線します
パネル→変圧器→SmartTap充電ポート とつなげば完成。
室内へ入るときはドアの隙間か、壁の穴(エアコン穴の予備などがあればGOOD)を使いましょう。
お手軽の代償:効率が悪い
世の中の「お手軽」とうたっているものやサービスは、何かが犠牲になっていることが多いです。
価格だったり、場所をとったり、エネルギーを多く使ったり・・・。
このお手軽システムの欠点は、「ちょっと効率が悪い」ことかなと思います。
今回は変圧器を介しているので、エネルギーを無駄に消費しています。でも、携帯と携帯充電器と、PCの充電には十分。そして、なによりもポータブルバッテリーを持ち運びできるので、イベントやキャンプ時に持参することもできます。
ふだんもつかえる、もしもも使える。おてがるソーラー
この小さなソーラーシステム、
パネルと、ポータブルバッテリー(と、場合によっては変圧器)があればよし。
おためしください!