4.3_ハーブ

非電化工房のテレワークショップ「エッセンシャルオイル製造機をつくるWS」に参加しました

身の回りのものは、「買うもの」と思っていませんか?
買うのが当たり前だと思っていませんか?
でも、その「買うもの」って、実は誰かがどこかで作っているもの。

中には特殊な道具や機器がないとできないものもありますが、
自分でも、作ることができるものもたくさん。
そんな気づきをもらいたくて、よく非電化工房にお邪魔する私です。

今回は、「エッセンシャルオイル製造機をつくるWS」に参加しました。

エッセンシャルオイルって?

植物から抽出された、芳香を持つ液体です。
その植物の、エキスや香りが濃縮されていて、さまざまな効果があります。
小瓶に入って売られていることが多いですね。

 

エッセンシャルオイルの作り方は?

代表的な作り方は、蒸留法です(今回つくる装置も蒸留法)。

水と、植物をいれた容器を加熱すると、蒸気とともに植物の芳香成分が揮発します。
出てきた蒸気を冷やすことで、植物のエキス入りの液体を得る方法です。
上側の、密度が低い部分がエッセンシャルオイルです。

エッセンシャルオイル製造機とは

アルコールランプでサーバーを加熱。ハーブの成分が抽出された蒸気は、銅パイプで冷やされて液体に戻ります。

冷やす方法は、空冷式。氷などを準備する手間がないシステムです。

 

なぜエッセンシャルオイル製造機を作りたかったか?

私がエッセンシャルオイル製造機を作りたかった理由は、虫除けや香りづけに使いたかったから。
市販の虫除けは、添加物に何が入っているかわかりません。あんしんなものを、日々の暮らしで使いたい。そんな気持ちが出発点です。

干したり、煎じたり、焼酎につけたり。植物の活用方法はいろいろあります。
エッセンシャルオイルをつくるということも、そのひとつとして活用できるようになりたくて、今回エッセンシャルオイル製造機を作りました。

WSの様子・レポート

今回のワークショップは、事前に非電化工房から材料が送られてきて、画面の前で皆で組み立てる方法です。
参加人数が多く、全員組み立てられるのかな?と思いきや、藤村先生はじめ非電化工房の皆様のあざやかな誘導で、トラブルがあり慌てた人もおちつきを取り戻し、皆がおちついて組み立てることができました。

盛り上がるポイントは2点!

空冷の銅パイプを巻くところ、火入れをして成分抽出がはじまるときは圧巻です。
ポタリ。
垂れてきた1滴目に、感激しました。

オンラインワークショップですから、全国からたくさんの方が参加されていました。
今、同時に日本中でエッセンシャルオイル製造機を作っているのだなと思うと、ちょっと愉快。
オンラインワークショップって、おもしろいですね。

ZOOMによるオンラインワークショップだと、「ちょっと隣の人と、小話を・・・」というわけにいかず、参加者同士の交流がしにくいのが難点です。でも、自己紹介や、最後の感想などで、Facebookでのつながりができたり、オンラインならではの出会いをすることができました!

植物の恵みをいただく、豊かな時間

沸騰する水とハーブを眺めながら、
ゆっくりハーブウォーターを抽出する時間。
ほんのりただよう植物の香り。
周囲の山々を眺めながら、自然の恵みをいただき、
自然の大きな循環の中に自分もいるという感覚を実感します。

エッセンシャルオイルやハーブウォーター を、自分の手で作ってみませんか?
エッセンシャルオイル・ハーブウォーター をつくる会、
エッセンシャルオイル製造機を作って持ち帰る会、
これから、企画していきたいと思います。